離農支援制度を整備せよ - 左思右想: "今の農政に足りないのは、離農しやすい制度。その通り。
離農のための制度が整備されていないために、現状では、離農した元農家が、営農が継続されなくなった農地の所有を続けるために、耕作放棄地がでやすい状態になっている。農地改革の精神の原点に立ち返り、離農した時点で、農地の所有権を放棄したと見なして、就農希望者に提供した方が良いのではないか。"
そもそも「耕すものに農地を」というのが戦後の農地解放の精神だった。耕さなくなったものは農地の所有権をそもそも主張できないはずだ(そもそも耕すからといってタダで貰った農地だ)。それがいつの間にか「神聖な私有財産」として絶対的なものとなってしまった。
もともとの農地法にはまだこの農地解放の精神が残っていたが、改正農地法ではそれさえ後退してしまっている。これでは日本は権利ばかりを主張する「成田の一坪地主」のようなエゴイスティックな「偽装農家」に振り回され続けることになり、ニッポンはいよいよ「成田空港化」し、国際的に競争力を失い、国民は今以上にさらにビンボーになることは、避けられない。
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